パピートレーニングから
成犬の問題行動カウンセリングまで
 
デビー・ポッツ先生 Tタッチワークショップ
2006年6月30日にケーナイ・アンリミテッド主催 デビー・ポッツ先生のTタッチワークショップにダイナと参加しました。
デビー・ポッツ先生は北米、ヨーロッパ、南アフリカ、日本において、グループ対象のワークショップや個人対象のプライベートクラスで指導しているトップクラスのTタッチ(テリントンタッチ)インストラクター。
テリントンタッチとは、リンダ・テリントン・ジョーンズが人間のためにあったボディワークを馬に応用したことから始まった、動物へのタッチ・セラピーです。体の様々な部分にやさしく触れることで、犬の肉体的・精神的な疲労を和らげる効果があり、欧米では、動物園の野生動物に、獣医療に、トレーニングに幅広く実践されています。

【ワークショップ内容】
Tタッチの基礎
ボディ・ラップ
バランスリード(リードの使い方の応用)


【Tタッチの基礎】

Tタッチの目的は、犬を心地よい状態にし、飼い主と犬との関係をより深めること。
Tタッチの基本的な方法は、軽い力で時計回りに1と1/4の円を描いて皮膚を動かし、毛の流れに沿って移動していく。この時、タッチを行う側は腹式呼吸をし、安定した姿勢をとることが大切。
またTタッチには、クラウデッドレパードのTタッチ、ライイングレパードのTタッチ、パイソンのTタッチ、アバロニのTタッチ、ラマのTタッチ、ラクーンのTタッチect...様々な種類があります。

今回のワークショップでは、その中でも基礎となるクラウデッドレパード、ラクーン、アバロニ、パイソンリフトなどを教えてもらいました。
 
クラウデッドレパードのTタッチ
(=雲豹のTタッチ)
・Tタッチの基本となるタッチで、緊張をほぐしたり、
 自信をつけさせる効果がある。
・手のひらを軽く閉じ、指の腹で1と1/4の円を描きながら
 皮膚を動かす。
・犬の体全体に行うと、犬に自分の体をしっかりと意識させると同時に
 健康状態を高めることができる。
ラクーンのTタッチ
(=アライグマのTタッチ)
指の先端で、できる限り弱い力で1と1/4の円を小さく描きながら
 皮膚を動かす。
・腫れをひかせたり、股関節形成不全による痛みや肉球や爪などの
 敏感さを軽減する効果がある。
・回復力がアップし、体の適切な部位により意識を持たせることができる。
アバロニのTタッチ
(=アワビのTタッチ)
・手を平らにして犬の体に置き、手のひら全体で1と1/4の円を描くように
 皮膚を動かす。
・手のひら全体で触れることで、温かさと安心感を与えることができる。
・触られることやブラッシングに非常に敏感な犬は、恐怖や抵抗を
 克服することができる。
パイソンリフト
(=ニシキヘビのリフト)
・手のひらを犬の体に置き、優しく皮膚と筋肉をリフトし、一瞬止め、
 ゆっくりと戻す。
・リラックスと循環効果があり、臆病な犬や不安な犬に効果がある。

【ボディ・ラップ】

ボディラップとは、伸縮性のある人間用のテーピング等を犬の体に巻くことです。
ほとんどの犬は自分の体をしっかり認識しておらず、そのため怖がりな犬は自分の体がどれくらいのサイズなのか分からず、実際体に触れていなくても近づくと攻撃してしまうのだそうです。
ボディ・ラップを行うことによって犬に自分自身の体への意識を持たせることができ、動きや行動に自信が持てるようになるそうです。
ボディ・ラップはテーピングだけではなく、ぴったりとした洋服を着せることでも効果があるとのこと。

このワークショップに、皮膚病がありすごくかゆがるシェパードが参加していたのですが、ボディ・ラップをしたらワークショップ中ほとんどかかずに寝ていて、飼い主さんがビックリしていました。
私からもかゆみを気にしている様子がなくリラックスしているように見え、そんなに効果があるのかと驚きました。

効果がある対象:神経質な犬やハイパーな犬、車酔いをする犬、ケガなどで動きが悪い犬や老犬など。

ボディラップをされたダイナ

【バランスリード(リードの使い方の応用)】

犬が引っ張る場合の止め方を教えてもらいました。
バランスリードとは、長めのリードを犬の胸にかかるようにして、胸の部分に合図を送って引っ張りを止める方法。
この方法だと、犬のバランスと重心を四肢に戻すことができ、また飼い主のメッセージをより明確に理解させることができるそうです。
実際やってみたところ、ごくシンプルな方法なのにハンドリングが簡単にでき、とても良いリーディングだと思いました。

また、テリントンメソッドのリーディングでは”バランス”を大切にしていて、ハーネスにしてもヘッドカラーにしても首輪と併用、つまりリードを2本使うそうです。2つのポイントを使って教えると効果が高いとのこと。



デビー先生と
今回このワークショップを受けたのは、ダイナの自虐的行為(ストレスを感じると左後肢を舐める癖があり、時には血がでるほど舐めてしまう・・・)を治したいという気持ちからでした。引き取った当時から比べれば舐める頻度はかなり減ったのですが、まだ完全には治っていません・・・。そのためいつも左後肢にはテーピングをしていて、今となってはトレードマークになっています(>_<)
このワークショップでは犬連れで参加した方が少なかったので、デビー先生に直接ダイナにはどんなタッチが有効かなど具体的なアドバイスをいただけました(^-^)

ダイナだけでなく、私はトレーニングの仕事で大きなトラウマを抱えているワンちゃんや極度の怖がりのワンちゃんなど、様々な状態の犬に出会います。ダイナのことで痛感していますが、精神的な問題というものは解決に時間がかかります。そのような犬たちに、このような方法を活用して少しでも早く解決できたらいいなぁと感じました。
今回は初級編だったので、チャンスがあればもっと勉強しようと思います。
まずは、ダイナと臆病なガイにTタッチをTry!

      
 引き取ってしばらくした頃、何を思ったのか突然尻尾を噛み始め、
 あっという間に毛をむしってしまった時の写真。
 尻尾をやったのはこの時だけでした。
左後肢は常にテーピングを巻いています。
知らない人にはいつも「ケガしてるんですか?」
と聞かれてしまいます・・・。
何かストレスを感じるとテーピングを取って舐めてしまいます(T_T)
もう毛が生えてこないため、一度舐めるとすぐ血が出てしまう・・・。(そのために常にテーピングをしているのです。)

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